ダンス・ヨガスタジオ開業資金|東京なら1000万超え?費用を解説


「ダンスやヨガのスタジオを開業したい!」そう思ったときに、まず気になるのが資金の問題ではないでしょうか。

特に東京でテナントを借りて開業するとなると、思った以上にお金がかかるもの。実際、多くのケースで1000万円以上の開業資金が必要になります。

でも安心してください。しっかりと資金計画を立てれば、夢のスタジオオープンも現実になります。

この記事では、20坪(約66㎡)テナントを借りて、東京でスタジオ開業すると仮定し、リアルな費用感や設備の内訳をやさしく解説します。

目次

スタジオ開業をイメージしよう|20坪ってどれくらいの広さ?

20坪=約66㎡。スタジオ部分はおおよそ10m×5m(50㎡)、残り16㎡で受付や更衣室、トイレな、入口などのスペースを確保できます。
レッスンの収容人数で考えると10~15人あたりが一度にレッスン可能な広さです。

スタジオの広さのイメージ図です。このぐらいあると結構いい感じですよね。

開業資金はいくらかかる?20坪スタジオのモデルケース

家賃は?

東京で駅徒歩10分圏内のテナントを借りるとおおよそ、1坪1万円~2万円です。主要駅の仮に1.5万とすると

20坪×1.5万=家賃30万円

が毎月かかる計算となります。

テナントの家賃は高い分、交渉次第で安くしてくれることが多いので、ダメ元で交渉してみましょう。

内装工事費は?

内装費はかなりピンキリのため一概に言えませんが…簡易的な施工を行うとして、おおよその相場で算出すると

内装単価1坪30万×20坪=内装工事費600万円は見ておいた方が良いでしょう。

水回りの工事の有無、エアコンの新規設置の有無、外観工事の有無によって大幅に変わります。逆に言うとトイレ・洗面・エアコンが付いている所なら工事費は安く抑えられます!

開業費を計算すると?

開業にかかる主な費用の目安は以下の通りです:

・敷金/保証金(家賃6か月分)…約180万円
・礼金…約30万円(家賃1か月分。なしの場合も)
・仲介手数料…約30万円
・内装工事費(床・鏡・音響など)…約400~600万円
・設備・備品費(受付、ロッカー、タブレットなど)…約50~100万円
・広告宣伝費(チラシ、HP制作など)…約50~100万円
・開業時の運転資金(家賃・光熱費など約3か月分)…約150万円

開業にかかる費用合計:おおよそ800万~1000万円

※店舗開業が出来るテナントの敷金/保証金は、実際は2~10か月分とかなりばらつきがあります。ここも交渉の余地があるので、相談して下げてもらうのも手ですね。

スクール経営は徐々に売上が積みあがっていくビジネスモデルです。そのため売上が安定するまでの間は貯蓄を切り崩すことになります。プラスで約半年分の生活費もストックしておく必要があるでしょう。

自己資金はどれくらい必要?資金調達を考えよう

開業資金のすべてを自己資金でまかなうという人はほとんどいません。基本的には金融機関からの借入や家族親戚などからのの借り入れをおこなっています。

自己資金はいくらで必要なのでしょうか。

理想は開業資金の1/2を自己資金で用意すること。

最低限1/3ほど自己資金があれば残りはお金を借りてまかなえます。

つまり

1000万円の開業をする場合は、300万円は貯金が必要です。

足りない分は、日本政策金融公庫や自治体の創業融資を検討しましょう。

自分でためた貯金じゃないと自己資金とみなされません。親から300万借りてもあなたが貯金0円なら信用がなく、お金は借りれないということです。開業資金の1/3は頑張って貯めましょう!

まとめ

いががでしたでしょうか。

1000万と聞くと結構高いですよね。

今回はあくまで東京で20坪のテナントを借りて、開業する一般的な費用感をお伝えしました。

実際には家賃の安い所を借りたり、居ぬき物件を借りたりすることで大幅に低コストで開業できる例もあります。

当社で開業をお手伝いした東京のヨガスタジオでは、たまたまヨガスタジオを営業していた居ぬき物件を安く借りることが出来て、総額400万程で収めることが出来ました。

とはいえなかなか条件に合う物件というのは出てこないものです。開業の準備をしながら気長にテナントを探してみましょう。

スタジオ開業は夢がありますが、現実的な資金計画があってこそ実現できます。

20坪=66㎡のモデルケースを通じて、必要な初期費用や設備、資金調達の考え方が見えてきたと思います。

まずは無理のない規模と投資からスタートし、理想のスタジオを少しずつ形にしていきましょう。

よかったらシェアしてね!
目次