「この地域にはすでに有名な教室があるし、うちは小さいから勝てない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
でも実は、地域で“選ばれる教室”になるのには、規模や知名度だけではありません。
必要なのは、「誰の中で、何のナンバー1になるか」というポジショニングだけ。
この記事では、小さな教室でも“地域ナンバー1”として生徒に選ばれ続けるための考え方と戦略をお伝えします。
読み終える頃には、「うちにもできるかも」と感じていただけるはずです。
「覚えてもらえる教室」は“1つだけ”
人はたくさんの情報を覚えるのが苦手です。
たとえば「A町でヨガといえばどこ?」と聞かれたとき、多くの人が思い浮かべるのは1つの名前だけ。
それが“ナンバー1”の教室です。
でも安心してください。
それは「一番大きい」「一番有名」だから覚えられているわけではありません。
「何の教室として知られているか」が明確だから、記憶に残っているんです。
逆に言えば、あなたが「◯◯のための教室です」としっかり伝えていれば、それだけで“その分野でのナンバー1”になることは十分可能です。
“ポジショニング”でナンバー1の場所をつくろう
「誰に、どんな価値を、どこで届けるのか」
これを決めることがポジショニングです。
たとえば、「A町でホットヨガをやるならLAVA」というイメージがあるなら、そこで勝負するのは難しい。
でも、「A町で常温ヨガでヨガを真剣に学びたい方向けの教室」がなければ、そこがチャンスです。
ただし注意も必要です。
ニッチを狙いすぎて、「対象者が少なすぎる」ポジションを選んでしまうと、経営が成り立たなくなります。
たとえば“産後ヨガ専門スタジオ”は、対象者がとても限られるので、単独では難しいでしょう。
「少し絞るけど、対象者が多くてビジネスとして回る」を見極めるのがポイントです。
大手が届かない層にこそ、あなたの教室の価値がある
たとえば、老舗の大きなバレエスタジオがあるとします。
そこはコンクール常連で、有名なダンサーも輩出していて、実績もある。
でも、厳しくて月謝も高くて、「楽しく通いたい人」には少しハードルが高いかもしれません。
そんなときに、「初心者・健康目的歓迎」「システムも分かりい」「優しい先生がいて、雰囲気もあたたかい」教室があったらどうでしょう?
そこにこそ、選ばれたい人がたくさんいるのです。
あなたの教室の強みは、“すでにある実績”ではなく、“これから出会う人に合っていること”。
そこに自信を持って発信していきましょう。
“〇〇といえばこの教室”をつくるためにやること
ポジショニングが決まったら、次はそれをちゃんと伝えること。
ホームページ・SNS・チラシ、そして体験レッスンの雰囲気まで、できるだけ一貫性を持たせましょう。
「この教室って、私のためにあるんだ」と感じてもらえたら、それだけで生徒さんは安心して選んでくれます。
あれこれ全部を変えなくて大丈夫。
まずは、伝える言葉を揃えるだけでも大きな一歩です。
まとめ|“地域ナンバー1”を目指すことは、より良い教室づくりに繋がる
「地域ナンバー1になる」という目標は、ただ目立ちたいという話ではありません。
それは、自分の教室の価値を明確にし、必要としている人に届けるための方法です。
あなたの教室が目指すべきポジションは、きっとどこかにあります。
まずは「誰のために、どんな場所でありたいか」を考えてみてください。
そこから、あなたの教室の“唯一無二の魅力”が育っていきます。